番外編 結石さま闘病記
こんな所に
 収監されていました?










今年は公私に渡り、踏んだり蹴ったりの年やなぁと思っていた2005年6月15日の夜。
自宅でパソコンに向かい6月17日からの添乗の準備をしていところ、突然、わき腹付近に激痛が走った。
食べ過ぎか? はたまた小心者が故の緊張からくるストレス? 準備も途中で一先ず就寝した。
しかし、夜中に七転八倒・・・・・・
1時間程、ふとんの上で脂汗をかきながら悶え苦しんだ。 タイムリーに来るこの痛みは何や? 
ひょっとしたらまた再発?
約9年前に約35mmの巨大な腎臓結石をわが腎臓で作成?して破砕するために入院したことを思い出した。

前夜は、夜中までハアハアと悶絶しながら添乗の準備をし、ほとんど寝ることなく関西空港へ向かった。
空港に着くとお客様に苦痛の顔を見せることなく引きつった笑顔で接客した。
何とか搭乗中は痛みもなく無事にバンコクへ到着した。
今回は40名ほどの恒例の招待旅行でほとんどのお客様と顔見知りでした。
ついに私の異変に気づいたオーガナイザーは「病院へ行きなさい」の一言。
添乗員としてどうするべきか?
私は即、「最後までガンバリます」って。バスは混雑することなく宿泊先のマジェスティック・グランデに到着。

今回、現地でお世話になるM&M WORLDの浜社長が待っていてくれて部屋割も手際よくこなしてくれた。
痛みもピーク、全身に力が入らず立っているのもやっと。
夕方、夕食会場のタイ料理店“ブルーエレファント”へ向かう、バッチリ混んでいる。
何とか到着し、全員でパーティ開始。
私はガイドのポンちゃんと賄い料理というか食欲もないのでスープを一口すすった。
ついに絶えられず激痛に悶絶した、タイ・リピーターのオーガナイザーの元、お客様を貸切バスでタニヤへ
案内するからチャーリーは病院へ行けとのこと、どうもすいません、勝手します。

丈夫な身体がセールスポイントだった私は不覚にもポンちゃんとタクシーで病院へ向かった。
バムルンラード病院に着くなり車椅子に乗せられ処置室へと向かい、そこで電話による通訳付で当直医の
問診、やはり結石のようだ。  もしやバンコクで長期入院・手術ということになればどうなるんや?
病室に入り、タイ風の寝巻きに着替えさせられ点滴、X線・MRI撮影と病院内を連れ回された。
色っぽく若いて看護婦さんが多いって感じがした、それとちょいと驚いたのはレントゲン技師は耳にピアスした
カマっぽい兄貴でレントゲン室で二人きりになってパンツをずらされた時の目の輝きは印象的やった。
その後、病室に戻り休んでいるとM&Mのコーディネーター“ラッシャー”こと吉本昭雄氏がゴロゴロと私の
トランクを運んできてくれた。雑談を交わし、明朝また来てくれるとのこで別れた。

疲れが出たのか知らぬ内に寝てしまった。でも何だか変な夢を見た記憶がある。
何故か“太陽にほえろ”(古い?)にスコッチ刑事役で出演していて自殺したタレントの沖 雅也さんが枕元に
立ち、私に向かって「おやじ、涅槃で待つ」の一言を残し、病院の窓から飛び降りた、
でも足にはバンジージャンプのロープが・・・・
因果関係はわからないが相当、追い込まれてるんかなぁ? うなされたみたい。

翌朝、担当医が通訳を伴い診断結果(撮影結果)を報告に来た。「激痛は結石が腎臓から尿管に降りる時に
出る痛みだ」とのことで直ぐに破砕手術が必要とのこと(後でわかったことですが5mm以下の尿管に詰まった
結石は約3ヶ月前後で自然に流れることが多いとのこと)。私の“結石さま”は6〜8mmの微妙な大きさ。
思案六歩やなぁ? 付き添ってくれたラッシャーはタイ語ができるんで医者がどんなニュアンスで説明して
くれているのかをそれとなく聞いてもらったら「ここまま放置しておくと死んでしまう」とのこと、
勿論、直訳やろ? マジですか?
言葉の通じないバンコクで手術は嫌やしなぁ、迷っていると後、数日は大丈夫かも、あなたの自己責任で
考えて下さいの言葉を残し病室を出ていった。

ラッシャーと相談の上、根性決めて帰国まで頑張ろうって。
しかし、明日からチェンマイ行きはどうしよう? 前回訪タイの際にラッシャーと共に下見に行き、色々と企画を
考えたことも無駄になる。
チェンマイの現地旅行社“NARA TOUR”のチャリン社長に早速連絡し、打ち合わせをした。
結局、ラッシャーも明日から取材の仕事が入っているんでポンちゃんに急遽、同行してもらうことにした。
午前中、仲の良いお客様達がお見舞いに来てくれた。日頃、ギャグばっかり言っているチャーリーが倒れた?
冗談と思ってたらしいけど入院した姿を見て驚いていた。しかし、第一声は「この病院すげェなぁ」ですって。
確かに下手なホテルより清潔だし、サービスも過剰な位、徹底しているようだ。
この時になって「入院費用はいくら請求されるやろ?」と心配。
今回は海外旅行保険に加入してきたので何とかなるだろう。
午後から少し寝た。まだ、点滴したままなので食欲も今一ない。
夜になると何故か元気になり、自室バルコニーで禁断の高校生ばりの喫煙タイム。
何気なく外を見るとスクンビットのナナホテルのネオンが見える、ということはお客さんが泊まっている
マジェスティク・グランデも直ぐ側だ、みんな楽しんでいるかなぁ?

翌朝、病院食にしては豪華な朝食を食べていたら担当医が来て退院して良いとのこと、昨朝とは一変して
どうしたんやろ?  退院準備をして精算した。請求額は約120,000円だった。
(後日、全額保険でカバーできた:172,160円振込まれた)
ホテルに戻るとチェンマイに出発する為にロビーに集合していたお客さんたちは私の奇跡の生還? を
驚きを持って迎えてくれた。
本当はまだ、尿管に結石が詰まっていて、いつ、激痛が走るかもしれない恐怖感を持っていた。
チェンマイでは予定通りスケジュールをこなす事ができたが途中、何度が激痛と鈍痛が繰り返した。
バンコクで乗り継ぎ、関西空港にお客様共々、無事到着した。

空港へは弊社社長が車で迎えに来てくれて助かった。
帰宅後、かかりつけの都島区の神原病院へ。
バンコクから預かってきた記念写真?(レントゲン、MRI)と診断書を早速、医師にみてもらいました。
手術は難しいので自然摘出しかないとのことだった。

今日からは、いつ出るかもわからない結石のためにガブガブと水分をとり、マサイ族ばりに“立てのりジャンプ”
して待つのみ、常に下腹部に違和感があり営業や添乗でチョンボだらけで、大好きなパチンコをしていても
集中力が保てない。挙句の果て、連夜、自分で腹の中に手を突っ込み内臓をえぐり尿管を見つけ結石を握り
潰す夢を見るようになった。  早く出てこい“結石さま”

ついに9月7日、運命の日が来た。
夜、自宅でサッカーの日本代表vsホンジュラス戦をハラハラ・ドキドキしながらテレビ観戦していたところ、
膀胱付近がモゾモゾしてきた、もう一息と思い500mmのビールを2本一気飲み!!
7月、8月とハワイやニューヨーク等の添乗に同行した愛しの“結石さま”が俺のポ○チ○の先から小便と共に
出てきて事前に用意していた容器で受け止めた。
見事な形だ、まるで金平糖みたいや!  「金は貯まらんけど石は溜まる?」 迷言集?。
その瞬間は例えようのない痛み・快感!!
やはり約3ヶ月かかったなぁ。

早速、家族、社長から友人まで電話と結石をデジカメで撮影した写真を添付メールしたのは言うまでもない。
その後、自室で絶叫し、床についた。
翌日、報告を兼ねて病院に結石さまを持参し、成分分析へ。
いろんな辛い目にあったけど、自業自得、食生活を本当に変えなければ!

皆さんも海外旅行の際は 「出かける時は忘れずに」 海外旅行保険には必ず加入しましょう!!
今回、身を持って痛感した おとぼけ添乗員“チャーリー”でした。